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2015年02月25日 更新

市長コラム第65回 「サンフレッチェ広島」奇跡の逆転劇

 12月7日J1リーグ最終戦。当日サンフレッチェは、鹿島アントラーズの本拠地(茨城県)での試合ということで応援に駆け付ける事は困難でありましたが、クリスタルアージョで行われたパブリックビューイングで大型テレビにより応援をしました。サンフレッチェ優勝の微かな可能性を信じて駆け付けていただいた200名の市民の皆様とともに、安芸高田市から熱い応援のエールを送りました。15時30分キックオフ。前半、石原選手が得点し、日産スタジアムの経過を気にしていたところ、「横浜Fマリノスが負けているので現時点ではサンフレッチェが首位」との報道が流されました。微かな可能性が大きな可能性となってきました。応援にもますます熱が入ります。勝利を確実にするため、2点目を願って、200名の市民が一体となり応援しました。その願いが届いたのか、後半またも石原選手が追加点を挙げ、そのままゲームは終了し、サンフレッチェが勝利。しかし、勝利しても横浜Fマリノスの結果を待つ間、重い静寂に包まれました。すぐに歓喜はやって来ました。誰もが奇跡を信じるのに時間がかかりました。お互いに、「おめでとう」の言葉を繰り返しました。サンフレッチェが王者となった事を実感し、何度も手を叩き万歳をしました。

 サンフレッチェは昨年に引き続いての優勝です。Jリーグの連覇は、ヴェルディ川崎・鹿島アントラーズ・横浜Fマリノスについで4チーム目の快挙であり、西日本のクラブでは、初めての事です。昨年は得点63、失点34でしたが、今年は得点51、失点29です。この数字が示すように、守備の意識を保った攻撃サッカーで、たとえ3連敗してもブレずに貫き通した森保監督の功績を大きく評価します。

 地方のチームであり、財政的に不利なサンフレッチェがここまで飛躍した一因は、選手の育成と地域密着を大切にするチーム方針の結果が挙げられます。選手の育成の場は安芸高田市です。現在トップチームで活躍している選手の中には、ユースで力を付けた選手が多くいます。地域密着としては、ファン感謝デー・サッカーフェスティバル・スポンサードゲーム・清神社における優勝祈願祭・コーチによる市内保育所等での指導等、地域に密着し、市民との触れ合いを大切にされています。

 この度のサンフレッチェの優勝は安芸高田市に大いなる勇気を与えてくれました。ハンドボールの湧永レオリックと合わせ、市民の誇りとして応援をし続け、安芸高田市の発展に繋げて行きたいと思います。

 サンフレッチェ広島の皆さん、大きな「夢と希望」を与えて頂きありがとうございました。

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