2015年03月05日 更新
市長コラム第44回 行政改革を前提とした大規模事業の実施
安芸高田市の平成24年度当初予算351億円(一般会計235億円・特別会計111億円・水道事業会計5億円)を、議会に上程し議決を頂きました。合併以来、積み残された課題は沢山有りますが、財政上の優遇措置である合併特例加算は平成26年度から縮減され平成30年度で無くなります。合併特例債の期限切れとなる平成25年度までに、将来に亘って必要な事業の実現に目途を立てておきたいと思っております。
健全財政の目安となる実質公債費比率は、平成20年度には19,3%と地方債の発行に国の許可が必要でしたが、繰り上げ償還等により、平成22年度には17,4%まで好転し、許可団体から脱却することができたところであります。
平成23年度末における借金残高の見込額は、363億円(合併時に旧町から引き継いだものを含む)でありますが、およそ借金の6割は支払い時に国から交付税が手当されますので、実質の借金は145億円程度となります。新規事業の実施に当たっては、国庫補助事業の採択により国費導入を図るべく努力をするなど、市民の皆様の負担が少しでも軽減されるよう、職員一丸となり頑張っていきます。
また、行政改革の状況については、合併当初からの取組みに加え、平成22年度から民間活力の導入を具現化した第二次行政改革を強力に推進しています。職員数も合併当時538人であったものが、現在109人減の429人となり、合併特例加算が切れる平成30年度には更に360人まで削減するなど、引き続き「選択と集中」を基本理念に不断の取組みを行います。市民の皆様にも自助・共助による「市民総ヘルパー構想」への協力をお願いし、医療・介護・危機管理に対する経費の抑制を図りたいと考えています。
平成24年度の予算編成は、長期的健全財政を見据え、安芸高田市として、将来に亘って必須の事業、光ファイバによるブロードバンド、葬斎場の整備等の大規模事業を盛り込みました。そのため、予算規模が昨年度に比べ一時的に増加いたしましたが、市民の皆様のご理解を賜りたいと思います。ワイド版この度、国道54号上根バイパスの霧きり切きり谷だに橋において補修工事を行います。工事にあたっては、国道54号上根バイパス付近の終日片側交互通行規制を行いますので、ご理解とご協力をお願いします。
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