2015年03月25日 更新
市長コラム第28回 安芸高田市の財政を助ける文化・スポーツ活動
安芸高田市の高齢化率は33%で非常に高齢化の進んだ町であります。広島県の高齢化率は、23%ですので、県の水準より遥かに高い状況であります。この数値は、県の10年後に相当するものであります。保険者と被保険者のバランスが崩れ、若者の介護保険や国民健康保険等の負担が高くなり制度の存続が困難となります。高齢化の進んだ町での医療・福祉を支える仕組みづくりが最重点課題であると考えても過言ではありません。
日本国全体で医療・介護にかかわる経費は、年間で1兆5千億円増加していると言われて居ります。安芸高田市に於いても年間1億5千万円の経費が増加しているのが現状であります。市では合併当初からの「第一次行政改革」に引き続き、平成22年度から、これまでの改革に一歩踏み込んだ民間活力をも考慮した「第二次行政改革」を実施して居りますが、これら行政主体の改革らに加えて、市民の皆様の協力をも踏まえた、別の角度からの改革が必要であると思います。
「市民総ヘルパー構想」による自助・共助・公助による市民の皆様との連携が必要であります。またスポーツや文化芸能活動による健康づくり「予防福祉」も必用であります。私は今後の市の安定した財政基盤の確立には、これらの2つの側面からの事業を「行政改革」の一環として捉え推進をして行く事が大切だと思って居ります。
市に於いて、市民の皆様が福祉・医療に係る時期を一年延長したと仮定すれば、1年間で4億円の経費が節約出来ます。照明・冷暖房・消耗品等の節約をしても1千万円の節約は大変な事であります。市民の皆様が文化・スポーツ等を通じて、生きがい対策として楽しんで頂くことが、市の財政を助ける行為となると思います。
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