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2015年03月17日 更新

市長コラム第37回 神楽甲子園の意義

 第一回「神楽甲子園」が神楽門前湯治村にて、実施する事が出来ました。安芸高田市内は無論のこと、広島県県内、県外から1、500名の多くの方に安芸高田市の神楽門前湯治村に来て頂き成功裏に開催する事が出来ました。

 神楽甲子園の目的は、各地域の特徴的な神楽を伝承して行くことにより、神楽を通して、安芸高田市を全国の方々に、知って頂き、広く交流の場として活用して頂き、毛利の歴史と合わせ安芸高田市の活性に役立てたいと思っております。神楽に関わる若者のエネルギーを町づくりに生かして行きたいと思っております。志を同じくする若者が、一年に一度、神楽門前湯治村に会し、お互いに切磋琢磨して、神楽を舞い継ぎ継承することは大変意義深いものがあると思っております。

 開催に当たっては、各高校の先生・生徒を中心とする実行委員会を組織して生徒自らが、司会進行・会場の準備清掃・ポスター製作等の運営にあたって頂きました。高校生による観客者へのインタビューも好評で、観覧者から激励のお言葉を頂きました。

 この神楽甲子園を継続し全国の大会にするには、多くの課題がある事が解りました。本来神楽は豊作の御礼・祈願を集落の氏神さんに奉納する大切な地方の行事です。沖縄から北海道まで何処の地域においても大切な行事として、継承されております。野球・サッカー等は手法が決まっていて、順位をつける事は簡単ですが、手法が決っていない、神楽等の地域固有の文化に対して順位をつける事は非常に困難であります。今回の安芸高田市の神楽甲子園では、神楽伝承奨励賞を贈り、賞賛いたしました。

 来年も神楽門前湯治村にて、神楽甲子園を実施したいと思います。実施に当っては、広く全国の高校に参加の呼びかけをして行きたいと思います。今大会の経験を生かし、若者の高校生の気持ちを大切にし、名実ともに素晴しい神楽甲子園にしていきたいと考えています。私は、神楽甲子園を名実ともに全国大会とするために、安芸高田市民が全国の神楽を安芸高田市の神楽と同様に日本の素晴しい文化として、容認・理解する事が必要だと思っております。

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