2015年03月25日 更新
市長コラム第25回 「避難勧告」の発令
この度7月11日〜15日の梅雨前線による降雨は、県内各地に多大な被害をもたらしました。安芸高田市に於いても、11日〜15日の総雨量は5日間で約400㎜を記録したところであります。
7月14日早朝5時40分、12日〜の総雨量が200㎜を超え、地肌が飽和状態になっている事と、今後の雨量が見込まれ土石流又は他状況から、「安芸高田市災害対策本部」を設置致しました。午前6時郡山山麓の「土砂災害特別警戒区域」内堀・外堀・大浜・六日市地区に「避難勧告」を発令しました。地域の皆様には、主旨をご理解して頂き延べ149名の方々に避難して頂きました。また、この地域には高校・小学校・保育園・幼稚園等の公共施設(全施設1、050名)があり、休校・休園の指示をしたところであります。
皆様ご承知のように、午前9時に吉田高校の裏山が崩壊しました。幸いに、高校は休校としていたので、生徒への被害は無く、安堵した所であります。我々行政は、危険地域の解消の事業は実施して行きますが、多額の経費と時間がかかります。その為には、避難をして頂く事も大切であります。行政も避難勧告の精度を高める努力をします。
市民の皆様も避難する事の理解が大切であると思います。
庄原市に於いて死者を伴う被害が有りました。被災者の方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。安芸高田市に於いても、地肌が飽和状態で有りました。梅雨前線が少し南に寄れば、安芸高田市が相当な被害にあったと思います。今回の災害は我々に、土石流災害の教訓を与えてくれました。今後、河川災害(内水災害を含む)のみで無く、土石流災害をも考慮した抜本的な対策が必要と思います。
お問い合わせ
総務部 総務課
窓口:安芸高田市役所 本庁第2庁舎 2階( 庁舎案内 )
FAX0826-42-4376