2015年03月25日 更新
市長コラム第5回 「市民全員ヘルパー構想」在宅介護の充実したまちに
少子高齢化社会が進み、安芸高田市も介護福祉を支える人材が不足しています。この課題を解決する対策は三つあると思っています。
一つ目は、男女共同参画社会による女性の社会参画と、その女性たちを支える男性側のサポートです。二つ目は、言葉の問題がありますが、福祉の現場にも外国の方の力を借りることです。三つ目が、「自主介護」です。
私が考える「自主介護」とは、自主防災のように、初期的な部分を担う、つまり、自分たちでできることは自分たちでやっていく介護がとても大切になってくると思います。
今後の介護の方向性は、施設介護から在宅介護へ移っていくと思います。市職員は勿論のこと、市民の皆さんも介護の知識を持っていただき、在宅での介護に役立ててもらいたいのです。私は、これを「市民全員ヘルパー構想」と考えています。初期的な介護協力を市民の皆さんにお願いし、住宅のバリアフリー化の支援策など、行政ができることはしっかりやっていきたいと思っています。行政と市民の協働により、何歳になっても安心して暮らし続けることができる介護の充実したまちにしていくことがわたしの目標です。
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