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2015年03月17日 更新

市長コラム第33回 市民の熱き思いを東北へ

 地球の温暖化によるのか、何が起因するのか解りませんが、近年異常気象による、災害が発生しております。先般の「東日本大震災」で三陸沖を震源とするマグニチュード9,0の過去に例の無い巨大地震が発生しました。この地震により発生した津波は遡上高37,9mを記録するという、大変大きなものであります。確率的には100年に一回の規模の大きな津波で有ると報道されております。この度の災害の、人的被害は死者・行方不明を合わせ28,000人を超えております。家屋の流失をも含めた物件の被害は相当なもので有ると思われます。

 今回の東日本大震災で、亡くなられた多くの方々に対して深く哀悼の意を表したいと思います。また、家屋流失等の被害を受けられた方々に対しお見舞いを申しあげます。

 これまでの安芸高田市の支援として、日本赤十字社・社会福祉協議会・消防協会・全国市長会等と連携して災害見舞い金・災害見舞い物資の受付、消防職員、看護師、水道職員の派遣等を実施して来たところであります。

 このたび安芸高田市の独自の支援として、市の規模に応じた範囲で被災地にとって、効果的な支援をしたいと思っております。現在安芸高田市として考えている具体的な支援として、旧高宮高校と少年自然の家を活用し、被災地の90人規模の小学校の児童を丸ごと一年間受け入れ教育・生活を全面支援する事を考えております。

 4月7日の臨時議会で、議案の審議をして頂き賛同の議決をして頂きました。

 受け入れに当っては、行政や議会はもとより地域振興会・老人会・女性会等の市内のあらゆる団体の方々の協力をお願いしたいと思っております。市民総ぐるみで支えて行く仕組みを造って行きたいと思います。受け入れた子供たちの地域や家族の繋がりを考慮し、定期的に保護者を受け入れることや、児童へ地元の情報を伝え郷里との連携を心がけたいと思います。被災地の大切なお子様を預かる事により、保護者の方々が安心して復興作業に専念する事ができ、復興が一日でも早く出来る事を祈念するものであります。被災地の復興に対する安芸高田市の市民の皆様の熱い思いが、遠く東北の皆様に伝わる事と確信をして居ります。国・県連携のもと事業の推進をはかって行きたいと思います。

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