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2015年02月26日 更新

市長コラム第63回 安芸高田市女性の平均寿命は全国第16位(広島県第1位)!!

 厚生労働省が、平成22年に実施した国勢調査をもとに、この程まとめた市区町村別の平均寿命が発表されました。全国1,898市区町村の中で日本一長寿の自治体は、男性が長野県松川村で82,2歳、女性は沖縄県北きた中なか城ぐすく村で89,0歳でした。

 こうした中、安芸高田市の女性の平均寿命が今回の調査で全国16位にランキングされました。全国上位50傑の市区町村に入ったのは初めてで、その平均寿命は88,1歳と全国平均の86,4歳を1,7歳も上回っています。

 一方、男性の平均寿命は80,0歳で、全国平均の79,6歳を0,4歳上回るものの、全国順位では520位でした。しかし、それでも全国1,898市区町村の中で520位という順位は決して悪くありません。

 ただ、平均寿命が長くても健康寿命が短ければ、不健康な期間が長いということであり、また、その期間は介護や医療を必要とする期間でもありますから、健康寿命が短い場合は決して手放しで喜ぶことはできません。

 しかし、安芸高田市民の健康寿命を見てみますと、女性は広島県内23市町の中で第1位、男性は第6位(資料:平成22年広島県健康対策課の市町別健康寿命調査)と非情に高いレベルにあります。

 このことは、これまで本市が「健康あきたかた21計画」をもとに関係団体等と連携しながら力を注いできた健康増進対策の成果が徐々に表れはじめているものと推察しておりますが、特筆すべきは市民の皆様の健康意識が他の市町に比べ非常に高いということであります。市が毎年実施しております総合健診での各種がん検診や特定健診の受診率は県内で常にトップクラスです。このことが疾病の早期発見・治療につながり、平均寿命や健

康寿命の延伸に大きく影響しているものと思います。

 とりわけ、市が健康増進対策を進めるうえで、中心的な推進母体として日頃から積極的に活動して頂いております「健康あきたかた21推進協議会」、「食生活改善推進協議会」の皆様をはじめ、市民の健康づくりにご協力いただいております関係機関・関係団体の皆様の取組みに心から感謝申し上げます。

 安芸高田市では、本年度から新規に「市民健康倍増計画」に取り組んでおり、生活習慣病重症化予防事業や手軽に始めることができるウォーキングなどの普及に鋭意努めることとしています。

 言うまでもなく、健康は一朝一夕(いっちょういっせき)に得られるものではありません。市民の皆様が日頃からしっかりと意識しながら自分自身の健康づくりに取り組まれることが何よりも大切です。

 「自分の健康は自らが守る」という自助努力が、いつまでも健康で幸せな日常生活を送ることにつながるものと確信しております。

 安芸高田市も市民の皆様の健康づくりをこれまで以上に支援してまいりますので、今後とも市民の皆様におかれましては、平均寿命もさることながら、特に健康寿命が延伸できるよう自らの健康づくりにご尽力頂きますようお願いいたします。


 

 

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