2015年03月25日 更新
市長コラム第26回 森林整備による地球温暖化対策
地球の温暖化により、大切な地球環境が脅かされ、危機状態にあります。温暖化による海面上昇・異常気象・干ばつ・大気汚染・酸性雨・オゾン層破壊・生態系の破壊等々異常な変化が地球を覆って居ます。私は、後世に悔いを残さない為にも、この問題を真摯に受け止め、我々が出来る対策を講じていく責務が有ると思って居ります。
地球の温暖化は、大気中に存在する、二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が上昇する事が原因とされて居ります。政府は、2020年までに世界に対して二酸化炭素の25%削減を提言しています。地球の温暖化を防ぐには、二酸化炭素を大気中に放出しない事が大切で有ります。又、大気中から二酸化炭素を取り除く仕組みを造ることも重要です。二酸化炭素の放出を少なくするには、ゴミの資源化・二重窓等の住宅の改築・太陽光発電等の新エネルギーの開発・LEDによる熱の効率化等の省エネ型のライフスタイルに変革する事が大切だと思います。
又、二酸化炭素を吸収する山林の整備も大切で有ります。ただ山に樹木が植生しているという事では、二酸化炭素の吸収は期待出来ません。間伐等の健全なる樹木の手入れを施し、樹木が成長する環境整備が必要であります。樹木の成長過程において、二酸化炭素の吸収が見込まれる事が立証されて居ります。私たちが一年間で平均的に排出する二酸化炭素は320㎏と言われ、23本の樹木が吸収する二酸化炭素に相当します。自家用車一台が一年間で排出する二酸化炭素は2300kgで、16 0本の樹木に相当します。又、一世帯(夫婦と子ども2人)が一年間で排出する二酸化炭素は6500㎏と言われ460本の樹木に相当します。安芸高田市は79・2%が山林であり典型的な中山間地域であります。今こそ、山の必要性を再認識し、行政としての施策の展開が必要であると思います。
お問い合わせ
総務部 総務課
窓口:安芸高田市役所 本庁第2庁舎 2階( 庁舎案内 )
FAX0826-42-4376