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猪掛城跡(高宮町)
市北部の本格的な山城で、戦国時代に高橋氏から宍戸氏の城になったといわれています。江戸時代の軍記物によると、城主の高橋氏を配下の佐々部氏が裏切り、それに乗じて宍戸氏が攻め落としたとあります。現地には「宍戸城」という地名が残っており、宍戸氏との関係を示唆しています。この城には堀切が非常に多く、特に西端には8重の連続堀切が残っています。そのほか、土塁や竪堀、石垣なども残り、こうした遺構から強い緊張感がうかがえます。
指定年月日:昭和61年4月7日
所 在 地:高宮町原田