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始まった時期は、中国山地一帯で行われてきた他地域とほぼ同じ時期で、藩政時代に遡るものと思われます。
伝承されてきた田植歌は、安芸のはやし田系に属し、一部備後の流れ系も残しています。国指定の「原田はやし田」田植歌と同じ曲調のものが多く、多様な田植を保存しているところに特徴があります。「船佐村郷土誌」(大正4年(1915))には、「ゆり歌」「北節」「河内節」「大表紙」「赤名節」「かたおろし」「鎌倉節」等の曲名と詞章が見えます。当地には、明治19年(1886)書留のものの他、数本の歌本が現存します。

 

指定年月日:平成15年5月19日

保護団体 :上佐はやし田保存会

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