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神社書上帳の記録によれば「御輿渡御は永禄の頃より始まり、今に絶えず」とあります。神祓は大祭式典終了後ただちに笛、太鼓の奏楽にあわせて御輿渡御(*1)と露払い、悪魔祓いの舞が行われます。この舞は戸島12神楽に詳しく記載されていますが、供奉者(*2)は神官、悪魔祓い、露祓いをはじめ神饌(*3)、神具捧持者(*4)ならびに氏子総代、世話方などで社前より馬場をまわって正面参道(石段)を登り社前に帰ってきます。ここから奏楽が変わり、露祓い、悪魔祓いの「庭入りの舞」で神楽殿に進みます。神楽殿では他の奏楽に変わり、露祓い、悪魔祓いの順に別々に本舞が始まります。

*1 御輿渡御……御輿が本社から他の場所に向けて出発すること
*2 供 奉 者…祭礼の行列に加わる人のこと
*3 神   饌…神様にお供えする飲食物の総称のこと。米・野菜・果物・魚類・海藻類・鳥類・塩・水などで最初に収穫されたものが条件とされています
*4 神具捧持者…神饌や神具などを両手でささげ持つ人のこと

 

指定年月日:平成元年3月1日

保護団体 :鳴石山神社氏子

公 開 日:9月15日

 

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