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津間八幡神楽(美土里町)
毎年11月2日の夜に神幸神社(津間宮八幡神社)へ奉納される神楽です。
文政2年(1819)に本村(美土里町本郷)から提出された「国郡志御用二下調書出帳」には、八幡神社の例祭日にあたる8月14日・15日及び9月初中後の9日に社前において始まる「御用立の神事」に続いて神楽を舞う旨が記されており、本神楽はその神楽の系統を伝えるものと考えられます。「胴の口」「神卸し」「神迎え」などの神事舞及びそれに続く「岩戸」「八幡」等の能舞の演目順序から見て、典型的な阿須那神楽であることは明らかです。しかし、それらの演目の演技の型や囃子・詞章(科白)などは、古型を伝える生田の川角山八幡神楽よりは、むしろ北の西尾山八幡神楽に近く、しかも部分的に新しい要素が加えられています。
指定年月日:昭和54年3月26日
保護団体:神幸神楽団