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薬師如来坐像(高宮町)
木彫、顔の造りや衣のひだの線に見るべきものがあり、町域では唯一の薬師如来坐像です。制作者、制作年代は不明で、像全体の金箔は後世のものと思われます。座高25cm、台座19cm(六角形)、光背は放射光で、円の径46cm、中に五弁があります。
元犬伏山薬師寺の本尊であったという言い伝えがあり、一説には犬伏山にあった福王寺が可部に移るとき、現在地に薬師堂を建て、坐像を安置して転居したことから、以後この地を薬師と呼ぶようになったと伝えられます。
指定年月日:昭和61年2月7日
所 在 地:高宮町川根