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 永禄年間に、毛利氏は大友氏と豊前で交戦しました。このとき聖護院道増法親王が、将軍足利義輝の意を受け、両氏和睦のため吉田に下向した際、元就の所望で染筆したものです。(永禄6:1563年)額面は縦70cm、横40cmの大形のもので、これに感神院の3字が書いてあります。墨痕黒く漆交りで筆力すこぶる雄健です。
 材は楠で、文字の磨滅を防ぐために薄い金属でその字を覆われていますが、文字以外の部分は永年風雨にさらされた所は一段低くなっています。また額面の左右上下には、2個宛の鋲を列ね装飾としてあります。次に額縁には足手を備え、その周縁は高低の彫刻があり、厳島神社の勅額に酷似しているといわれています。

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