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佐山出土の壺(向原町)
弥生時代の壺形土器です。この土器は、坂字佐山の標高約670m、水田面からの比高約400mの高所山中で、昭和50年代に行われた石材採取中に、10m大の大石である天狗岩の下から発見されました。しかしながら、このほかに出土遺物はなく、周辺にも生活の痕跡は全くみられませんでした。
発見された土器は、口縁部を欠失していますが、高さ18.3cm、胴部最大径15.1cmで、頸部に5本の沈線、肩部は各2本の沈線で三段の文様帯となっています。
指定年月日:平成14年6月19日
出 土 地:向原町坂