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中之山神社は、長和5年(1016)、三次畠敷の国人領主三吉隆嗣が宇佐八幡宮から勧請し当地梅木城の麓に八幡社を建立したのが起こりです。その後、弘治3年(1557)この地に移転、以後旧船木村の総社となりました。
現在の本殿は、棟札によると寛延2年(1749)の再建です。その後、天保7年(1836)と文久3年(1863)に葺き替えられたことが知られています。
この本殿は三間社のうちでも大型の部類に入り、細部の造りも堅実です。吹き放ち外陣付きの入母屋造りという備後地方の形式を取り入れており、江戸時代の文化の交流を考えるうえで重要です。また、挙鼻の使い方や虹梁の形などに濃い地方色を示しており、この地方の文化を知るうえでも重要です。

 

指定年月日:平成15年12月11日

所 在 地:高宮町船木

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