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2020年06月05日 更新

甲立古墳発掘調査結果

 甲立古墳は、平成20年1月に甲田町上甲立菊山の山林で新たに発見された4世紀後半の前方後円墳です。全長は77.5メートル、後円部径が最大で56メートルに達する、県内では最大級の規模です。平成22年1月に市史跡に指定し、平成22年度から25年度まで、発掘調査を実施しました。

 4世紀後半の前方後円墳は全国的にもあまり例がなく、また、地方では珍しい畿内色の強い古墳です。後円部墳頂では5基の家形埴輪が当初の配列のまま出土し、古墳祭祀、埴輪祭祀を研究する上で極めて重要な調査例となる、と専門家から評価されています。古墳の保存状態も良好で、中国地方においても類似例は乏しく、全国的にも貴重な資料と考えられています。

 今回出土した家形埴輪の中で、最も残存状況が良い2号家形埴輪の復元を行い、高さ約70センチの高床式建物であることが判明しました。また、今後の公開活用に資するため、レプリカも製作しました。

 

甲立古墳発掘調査結果の詳細につきましては、下記PDFファイルをご覧ください。

甲立古墳発掘調査結果について.pdf (781.0 KB)

R1甲立古墳現説資料圧縮版.pdf (3.9 MB)

 

出土家形埴輪 集合

出土家形埴輪 集合

 

甲立古墳 空撮

甲立古墳空撮

 

 

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