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多文化共生センター「きらり」にて、人権多文化共生推進課の明木さんから、安芸高田市における多様性の受け入れ支援についてお話ししていただきました。


キーワードは「外国系住民との共生」。共生とは、多様性を受け入れて変化することです。
ここで重要なのは「変化」という要素です。外国系の住民が町にいることを許容している(受け入れている)だけでは共生とは呼べません。もともとその町に住んでいる人々が、外国系住民の大切にしている文化や信条を理解し尊ぶことを諦めなくてよい「場」を作り出す。これは変化の一つの例で、ここまでの姿勢を見せて初めて共生と呼べるのです。
私は今まで、多文化共生社会のあるべき姿とは、外国系住民が日本人と同じレベルの暮らしができるよう、積極的にサポートしている状態だと考えていました。しかし明木さんのお話を聞いて、この考えでは外国系住民の方にばかり適応能力を求めていて、彼らの文化を考慮していないことに気がつきました。
意識して変化するというのは、どんな小さなことでも存外難しいものです。癖を治す、習慣を作る、新しいことに挑戦するなど、個人的なことでもそれなりに勇気や強い意志が必要です。それが社会的なことならなおのこと。しかしここで一歩を踏み出すことは、それだけで多文化共生社会の形成に貢献していると言えるでしょう。
多様性が受け入れられる社会を願うなら、自分自身が変化する勇気や意志を持てる人間になりたい。そんな思いを抱かせてくれたこの活動は、このインターンシップ活動の中でも特に有意義なものだったと感じています。

 

 

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